夏におすすめのハーブティー

夏におすすめのハーブティー

🌿植物と共にある循環する暮らし・・・フィトテラピー

 

夏本番を迎え暑さも厳しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
暑さが故、心や体が疲れやすくなったり、今一体調が優れなくなったり、また冷たいものを食べたり飲んだりする機会が増え、お腹の調子も崩れやすくなってしまったり。
そういう時には無理をせず、体の中から自分自身をケアしてあげることが大切です。

その選択肢の1つとして、夏の疲れを癒し元気を与えてくれるハーブティーをご紹介します。

 

🌿レモングラスティー

 

レモングラスはタイ料理やベトナム料理で食用としてもよく用いられるイネ科の植物です。レモングラスはすっきりとした柑橘系の香りがしますが、これはレモングラスに含まれるシトラールという成分によるものです。シトラールには抗菌作用や抗酸化作用、胃腸の働きを整える作用もあることから、夏風邪や夏バテ、食べ過ぎ等から来る不調におすすめです。またレモングラスにはフラボノイドも含まれているため、ストレスの緩和や疲労回復にも役立ちます。暑い日にはレモングラスティーを冷やすと更においしくいただけます。

 

🌿ペパーミントティー

 


ハーブとしては使われる機会の多いペパーミント。スッキリというイメージのある方も多いのではないかと思います。ペパーミントの葉はタンニン、苦味成分、フラボノイド、精油等の有効成分を含んでいますが、特に精油成分であるメントールは清涼感をもたらすことで有名です。これによりペパーミントのハーブティーを飲むと、スーッとするような口当たりがしてとてもスッキリとします。またメントールには抗菌作用、炎症を抑える作用、消化を促す作用もあり、他の成分と混ざり合うことで風邪の予防や、頭痛などの痛み、胃腸の不調に働きかけてくれます。ペパーミントティーは冷やしてもおいしくいただけます。

 

🌿ローズヒップティー 




ローズヒップは薔薇(イヌバラ)が咲いた後にできる実で、秋ごろに収穫期を迎えます。赤く少し尖ったような形が特徴的で、古くから体の不調にも用いられてきました。ローズヒップはビタミンCの爆弾とも言われ、レモンの約8-9倍のビタミンCを含んでいるとされています。更にローズヒップにはビタミンA、B、Eやカルシウム、マグネシウム、鉄分、フラボノイド、ペクチンなども豊富に含まれ、ヨーロッパでは度々栄養価の高いハーブティーやジャムとして用いられます。ローズヒップが報復に含むビタミンCには酸化や炎症を抑える、免疫を向上させる、鉄分の吸収を促すといった作用が期待され、特にたくさん汗をかいて疲れた時や、風邪を引きやすい時にハーブティーとして飲むのがおすすめです。またフラボノイドやペクチンにより緩下作用も促されることから、デトックスティーとして飲むのにも最適です。特に夏場は冷やしておいたローズヒップティーを持ち歩いて飲むと、疲れの緩和に効果的です。

ローズヒップコンポートのレシピはこちらから

 

これらのハーブティーはブレンドするとより相乗効果が上がります。ペパーミントとローズヒップ、レモングラスとペパーミント等、いろいろとブレンドしてお楽しみください。各ハーブの名前をクリックすると商品概要へリンクします。

 

AMPP メディカルフィトテラピスト

Elisabeth.M

 

参考文献

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