夏におすすめのフィトテラピー
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7月に入り、いよいよ夏本番。キャンプに出掛けたり、旅行をしたりと楽しい計画を立てている方も多いことでしょう。そんな夏にぴったりな疲れを癒してくれるハーブを使った水出しハーブティーと、エッセンシャルオイルで作れる虫よけスプレーをご紹介したいと思います。
ローズヒップ&レモングラスティー
植物を使ったフィトテラピーの中でも、度々ビタミンCの多いハーブティーとして登場するローズヒップ。夏にバラの咲き終わった後にできた果実がローズヒップで、イヌバラやハマナスなど約150種類ほどのバラ科の植物がこの実をつけます。
ローズヒップの実は種を取り除き、乾燥させたものをハーブティーとして用います。ローズヒップはビタミンの爆弾とも呼ばれ、特にビタミンCは群を抜いて多く、ローズヒップをパウダー状にしたものはビタミンCのサプリメントとしても用いられます。ビタミンC以外にも、ビタミンAやカルシウム、ペクチン(食物繊維)、マグネシウムや鉄分も含まれています。
このローズヒップに含まれた成分がお互いに作用し合うことで、免疫機能をサポートする、皮膚や爪、髪の毛を健康に保つ、酸化防止を促す、代謝をあげ排泄を促進する、などの働きが期待されます。
ローズヒップはお茶以外にも、ジャムやコンポートとしてもおすすめです。
そしてもう1つ今回夏のハーブとして登場するのがレモングラス。アジアでは料理にも度々使われている植物です。
レモングラスの葉にはビタミン、ミネラル、エッセンシャルオイル、フラボノイド、抗酸化物質等が含まれています。レモングラスには消化を促してくれる働きがあり、食後のスッキリしたい時におすすめです。また香りが爽やかであることから、夏のお茶としてよく飲まれています。
ではこの2種類のハーブをブレンドして夏の爽やかティーを作ってみましょう!
🌿用意するもの (500ml分)
・SONNENTOR ローズヒップティー ティースプーン1.5~2杯
・SONNNETOR レモングラスティー ティースプーン2杯
・熱湯/水 500ml
・レモン汁 お好みで
🌿作り方
SONNENTORのローズヒップティーとレモングラスティーをティースプーン2杯ずつポットに入れ(茶こし/そのまま入れて後で濾す)、熱湯を500ml注ぎます。冷めたら冷蔵庫に入れて冷やします。最後にレモン汁を加えてもさっぱりとしておいしいです。
水出しでも可能なハーブですので、お水を500ml注ぎ4時間ほど常温で置いておくと冷えたままお楽しみいただけます。(茶葉を飲み頃以降も入れたままにしておくと渋くなるので、飲む時に取り出しましょう)
ハーブで虫よけスプレー
夏は蚊にも悩まされる季節。植物はそんな虫や蚊を寄せ付けないようにする成分をも作り出しています。その代表的なものとして、レモングラス、レモンユーカリ、ゼラニウム、ペパーミントなどがあります。
特にレモン系のエッセンシャルオイルは虫よけに使われます。今回ベースに使用するレモンユーカリは北オーストラリアに生息するフトモモ科の木で、エッセンシャルオイルはレモンの香りが強く、この香りが虫を寄せ付けない働きをしてくれます。その他にゼラニウム、ペパーミント、そして少しマイルドなラベンダーを加えた虫よけスプレーをご紹介したいと思います。
🌿用意するもの (100ml分)
・MARiAS エッセンシャルオイル レモンユーカリ 3滴
・MARiAS エッセンシャルオイル ゼラニウム 3滴
・MARiAS エッセンシャルオイル ラベンダー 3滴
・MARiAS エッセンシャルオイル ペパーミント 1滴
・アルコール(エタノールもしくはウォッカ) 大さじ4(60ml)
・精製水 40ml
・スプレー付き遮光瓶 100ml用
🌿作り方
大さじ4のアルコールに各エッセンシャルオイルを入れます。よく混ざったらスプレー瓶に移し、精製水を注ぎます。ご使用前によく振って下さい。
※お肌の弱い方はエタノールではなくウォッカをお勧めします。
※特にお肌が敏感である小さなお子様(6歳未満)は直接皮膚の上に使用せず、洋服などの上からご使用ください。妊娠している方のご使用はお控えください。
※添加物不使用のため、2-3週間で使い切ることをお勧めします。多すぎる場合は半分の量でお作りください。
AMPP メディカルフィトテラピスト
Elisabeth.M