ProNatura
システム ノヴァ
システム ノヴァを開発したプロナトゥーラは、創設者マックス・アッツィンガーの「柔軟な自然素材のみのマットレスシステム」を作りたいという夢に基づき、オーストリアで1990年に設立されました。
プロナトゥーラによって市場に向けて開発された最初のベッドシステムは、サスペンションと布団で構成された自然なマットレスシステムです。
これは世界初の100%自然素材のみで作られたマットレスシステムで、最も簡単な方法で調整できるものでした。
それ以降もプロナトゥーラは、純粋な天然素材を一切妥協せずマットレスシステムに使うことを最優先し、層構造を持つシステムにより、どんな人にも合わせることのできるシステムに力を注ぎました。
健康な睡眠と自然素材
睡眠は、特定のサイクルで働く心身のための定期的に繰り返される回復プロセスです。眠り始めてから深い眠りにつくまでの段階は、本質的な私たちの睡眠リズムを決定します。特に深い眠りの中では体の回復が始まり、ここで私たちの免疫システムが強まり、次の日への心と体の要求に対処するための準備が行われます。このような長年の睡眠研究は、心身の休まる健康的な睡眠をサポートするマットレスと睡眠システムの更なる開発の基礎になっています。
しかしながら、常に私たちを取り巻く素材も体に影響を与えています。私たちの体は、約37兆個の細胞でできており、全ての体の機能は中枢神経と自律神経系により制御されています。建築生物学者らは、全ての素材がその環境に振動を送り、人体に大きな影響を与える可能性があることを示唆していますが、そこにおいてプロナトゥーラでは金属を使わないことを重視しています。また、プラスチックや化学繊維に加え、体の睡眠リズムを狂わせる可能性のある技術的な阻害要因を一切使用していません。睡眠環境においてはこのような知識に注目しなくてはなりません。
古くから伝わる知恵
人間は何世紀にも渡って特定の自然素材を信頼してきました。一部は直感的に、一部は経験に基づいてそれらを使ってきました。自然素材の多彩さに関する知識は、「近代技術」によって長い間軽視されてきましたが、科学的研究によりその働きは証明されており、製薬会社長い間この働きを利用してきました。プロナトゥーラは古くからこの知識を心にとめ、例えばヤナギの樹皮やシモフリマツの削りくずからの繊維をウールフリースの中で加工し、それを健康的な睡眠と体の健康のためにマットレスや寝具に使用しています。
人間工学的で自然なマットレスシステム
睡眠時間の中で私たちは休息をとり、次の日のための活力を蓄えなくてはなりません。しかしこれは、体の構造、正しい睡眠環境、そして使用される素材に考慮し、それらがお互いにバランスの取れた自然な睡眠システムでのみ実現できます。
1人1人の体は異なるため、マットレスシステムもそれに対応できる必要があります。正しい寝姿勢は、実は立っている姿勢のまま横になっている状態を指します。このS字フォームは横たわっている時も保たれるべきです。プロナトゥーラ独自のウッドスプリングとマットレスは、この姿勢を可能にしてくれます。
なぜなら、横たわっている表面全体に渡るエルゴメレは支えるべき場所を支え、開放すべき場所を解放してくれるからです。
プロナトゥーラのマットレスシステム「システム ノヴァ」を細かく見てみましょう。
①ベースゾーン。
マットレスシステムの基盤とも言える高さ2cmのロール式マット受け。
②エルゴノミーゾーン
1人1人の体に合わせて調整ができる高さ8cmのサスペンションエレメント。
ホワイトブナ製の溝付きの柔軟なエルゴメレは通気性にも優れている。
③コンフォートゾーン。
厚さ8cmの馬の毛入りマットレス。中心に羊毛、周りに馬の毛という構造になっており、通気性、吸水性、また弾力に富んでいる。
自然な睡眠システムのために、体は毎晩たくさんの課題をこなしています。従来のマットレスでは、すぐに限界が来てしまうかもしれません。
しかし、体の最も重要な部分をいくつかのレベルで調整することで、解決策を見つけることができ、また全てが調和する中でのみ心身の休まる睡眠がとれるのです。