自然で健康的な眠りのために

時間に追われる現代人である私たち。

朝眠い目をこすりながら仕事へ向かい、会社ではノルマに追われ、家に帰っても夜遅くまでパソコンや携帯電話を手放せない生活の中で、本当にくつろげる場所はベッドの中だけ、という人も少なくないでしょう。




そんなストレス社会の中にあって、明日への活力を生み出す自然で健康な眠りのために、睡眠空間を見直そうという動きが活発になってきているのも自然なことかもしれません。

このページは、自分の睡眠に対して関心を持つことで、どのようにして心身の回復ができる睡眠をとれるのか、というヒントを得る場としてお使いいただければと思います。

 

なぜ睡眠は大切なのか

私たちは人生の約1/3を睡眠に費やしています。睡眠中の出来事は思い出すことがほとんどできませんが、実は心身の回復のために最も体や精神が活発に活動している状態なのです。

睡眠は身体的、精神的の両方のレベルにおいて大きな影響を与えています。体が眠ることで自分を回復させ、休息している間に心拍数、呼吸、血圧のリズム、そして代謝は再び最適な状態に調整されます。また睡眠は、免疫力の向上や、成長ホルモンが放出されることによる筋肉の構築や傷の治癒にも非常に有益であることが分かっています。




日中に体験したことは、睡眠中に脳において処理されます。睡眠中は約90分の深いノンレム睡眠と約20分の浅いレム睡眠が交互に訪れます。レム睡眠は記憶や感情と関係があり、体は休息していますが脳は活発に働いています。そしてノンレム睡眠の時には脳も体も休息しています。

このように睡眠にはサイクルがあり、その中で情報の処理や体の回復が行われています。つまりこの大切な睡眠時間がきちんととれないということは、長い目で見て体にも精神にも良い影響を与えないということになるのです。

 

眠りを妨げるもの

眠りは私たちにとって大切であり、必要不可欠なものです。しかし、気になることが頭から離れず寝付けない、ということは誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。眠れない夜が一晩だけなら大きな問題ではありませんが、寝付けない、夜中に目が覚めてしまうといったことが度々起こると、私たちにとって非常に大切な回復段階が妨げられてしまうことになります。





精神的なストレスももちろん原因の1つとなり得ますが、自分の睡眠環境を見直すことで解決される問題もあるのです。例えばベッドフレームやマットレスはどうでしょうか?一般的なスプリング入りのマットレスには強磁性の金属が使用されているため、無線通信やテレビ、携帯電話のような通信設備や電気がある場合には、磁場を発生させ兼ねません。睡眠中には副交感神経が優位になり、リラックスした状態になることがベストですが、磁場はストレスを感じる時に働く交感神経を刺激するため、睡眠の質を著しく下げる可能性があるのです。

これらの電気製品や通信設備は、電源を落としたり寝室に置かないことである程度の対策はできますが、健康的な眠りのためにはやはりベッド自体が最も重要な意味を持ちます。

寝室をどのように造るか

良い寝室とは、静けさ、丁度よい暖かさ、安全性を備えた部屋です。従って視覚的に落ち着いた部屋にするには、刺激の強い色や模様を避け、温かい自然な色や素材を選ぶ方がよいのです。家具についても、有害な接着剤や塗料を用いた家具を持ち込まないことは言うまでもありませんが、静電気が発生するスチールは避け、 できるだけ自然素材を用いる方が良いでしょう。木の性質を生かした表面処理をして、湿度調整作用がある無垢の家具がベストです。




また健康的な眠りのためには、適当な温度と十分な換気が必要です。寝室は寒い方がいいか暖かい方がいいかは1人1人の体質次第ですが、一般的には室内温度を15-18℃の間にするのがいいでしょう。

寝室の環境は、心身の健康にとって計り知れないほど大きな意味を持つものです。ですから一度寝室を客観的に見直してみるのもおすすめです。ほんのちょっとした変化を加えるだけでより健康的な眠りへと繋がるかもしれません。

 

自然に健康に (自然素材のベッドとマットレス、寝具)

ベッドフレーム

人生の1/3を寄り添うベッド。1990年から私たちが販売を始めたオーストリアの「TEAM7」の家具は、有害な化学物質やホルムアルデヒドがゼロで、睡眠環境に配慮しています。美しい無垢の木のベッドフレームの表面はオイルで守られ、年月と共に輝きも増していきます。

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マットレス

マットレスはベッドの中心であり、健康な眠りの基盤となるものですが、マットレスのことを真剣に考えるようになったのはごく最近のことです。いろいろな製品が豊富に市場に出るようになり、特徴も様々です。そして人間の体の構成や性質などの観点から、マットレスは次のような条件を満たしていることが大切だと言えます。

1.体に合い、沈み込まない。

2.活発に呼吸し、水分を吸収する状態にある。

3.下からの換気を遮断する。通気性がよく、夏場も汗をかきにくい。

4.汗や老廃物を吸収し、中和させることができる。

5.有害な化学物質や金属など、睡眠に悪影響を与える物質を含まない自然素材で出来ている。

 

ティームセブンジャパンが提供するベッドシステムは、これらの必要条件を考慮して作られたものです。有害物質、合成繊維、ウレタン、金属、接着剤を一切使わず、きわめて健康的な睡眠環境を作り出すように配慮しています。


ティームセブンジャパンではプロナトゥーラ、サミーナ、ティームセブンの3種類のマットレスシステムを提供していますが、どのシステムも木綿、羊毛、天然ラテックス、馬の毛、ブナ、トネリコといった自然素材のみを用い、理想的な睡眠の姿勢を保つことができるように作られています。これらの各素材と人間工学的なフォームにより、健康的な睡眠環境が実現されます。

マットレスシステムはこちらから


寝具

本当に健康的で元気を回復させるような睡眠をとるためには、ベッドやマットレスシステムに加え、肌に最も近い部分、つまり寝具類に関しても自然素材を使うべきでしょう。

肌は何といっても非常に敏感な器官で、気温が1℃違っただけでもそれを感知して脳に伝え、脳は適当な処置を取るための指令を発します。従って温度変化のような妨害要素があると睡眠が妨げられるのです。しかしこうした要素はちょっとした工夫で非常に簡単に取り除くことができます。

キーワードは「100%自然素材」です。中でも私たちがお勧めするのは羊毛です。羊毛は昔から人間の生活を支えるために様々な場面で使われてきましたが、吸水性、放湿性、自浄性、保温性という性質から見ても寝具に最もふさわしい素材と言えます。このことからも当社ではマットレスシステムを始め、枕、掛布団も羊毛をおすすめしています。また、掛布団においては1人1人の体質に合わせて選ぶことができるよう、綿麻、山繭、キャメルもご用意しています。



枕・枕カバーはこちらから


シーツや枕カバー、掛布団カバーにも妥協をせず、木綿や麻など100%自然素材にこだわったものを厳選しています。

木綿は肌触りがよく、吸水性にも優れた素材です。繊維に空気を多く含んでいるため保温性にも富み、耐久性もあります。

麻の繊維は体を安定させる働きをします。涼しい素材として知られる麻は特に夏に適し、ベッドの中がいつも暑すぎるとお困りの方にもおすすめです。


掛布団・カバー・シーツはこちらから

 

 

私たちティームセブンジャパンは自然なベッドや寝具を提供することによって、健康的な眠りのために少しでもお役に立てることを願っています。睡眠やベッド、寝具に関してご質問のある方は、ウェブサイト又は店頭にて遠慮なくご相談ください。

 

ティームセブンジャパン