ハーブで出来る花粉症対策

新芽が芽吹き、いよいよ春本番となるこの季節。気候が良くなり外に出る機会も多くなりますが、花粉により鼻がムズムズしたり、不調を感じる方も多いのではないでしょうか。




私たちの体には元来免疫が備わっていますが、生活の乱れやストレス等により免疫がバランスを崩すと、小さな花粉にですら過剰に反応してしまい辛い症状が出やすくなると言われています。
そんな免疫を調整し、花粉症の予防や症状の緩和に役立つハーブティーとエッセンシャルオイルをご紹介します。


ハーブティー


クルクマティー

アジア料理によく使われるスパイスとして有名なクルクマ(ターメリック)は、何千年も前から滋養強壮の薬用植物として飲む・食べるという形で利用されてきました。中でも肝機能や消化機能の強化、疲労回復の助けになるという特徴が知られていますが、ウコンの黄色い色素を作り出しているクルクミンという成分には、炎症や酸化を抑える、免疫を調整するといった働きがあり、花粉症の予防や症状の緩和にも期待がされています。
ハーブティーはブレンドすることで相乗効果が上がります。粘液の分泌を促したりアレルギーの症状を和らげてくれるエルダーフラワーがブレンドされたブルーミングクルクマティーは、花粉症のシーズンに特に活躍してくれることでしょう。


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エッセンシャルオイル

木々や植物から抽出されるエッセンシャルオイルには、それぞれ抗炎症・抗菌などの有益な作用があります。花粉症やアレルギーの症状には次の4種類が効果的です。

・ユーカリ

くしゃみや鼻水といった気管支系の症状にはまずユーカリが挙げられます。ユーカリには1.8シネオールと呼ばれる抗炎症、免疫調整作用に加え、粘液を溶かしてくれる作用のある成分が含まれており、特に鼻や喉の不調に使われます。

🌿ユーカリとペパーミントを1滴ずつディフューザーに垂らして空気に漂わせると呼吸器系がすっきりとします。

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・ペパーミント

ユーカリと並んで花粉症の諸症状に用いたいのがペパーミント。ペパーミントの特徴的な香りの成分でもあるメントールには、抗アレルギー、抗炎症作用があることからユーカリとブレンドすると特に効果的です。

🌿熱湯にペパーミント1滴、ティートリー1滴を垂らして吸入をすると良いでしょう。その際にはタオルを使い、目に蒸気が当たらないようにしてください。

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・ティートリー

風邪やスキンケアを始め、様々なトラブルに役立つティートリー。含まれる成分の相乗効果により、免疫の調整、痒みの軽減に役立ちます。

🌿コップ1杯の水にティートリーを1滴垂らしてうがいにすると、花粉症による喉のイガイガに効果的です。

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・ラベンダー

エッセンシャルオイル中でも使う頻度が最も多いラベンダーは、特に炎症を鎮めたり、精神的なリラクゼーションに活躍してくれます。他のエッセンシャルオイルとの相性も良く、ブレンドにもお勧めです。

🌿天然塩40g(1回分)にユーカリ1滴、ペパーミント1滴、ティートリー1滴、ラベンダー2滴を入れてよく混ぜて1日置きます。バスソルトをお風呂に入れ、満遍なく混ざてください。お風呂に入りながら深呼吸をすることですっきりとするだけでなく、リラクゼーションもできます。

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※エッセンシャルオイルは強い成分を含んでいますので、小さいお子様にはご使用をお控えください。

 

花粉症対策には精神的なリラクゼーションや日頃の生活習慣もとても大切です。胃腸を労わる食事を心がける、代謝を上げる運動を取り入れる、早寝早起きを心がけることをベースとしてハーブの力をぜひ利用してみてください。またマスクも選択肢の1つですが、呼吸が浅くなったり、肌との接触により皮膚トラブルも招きかねませんので、状況に応じて花粉症対策にお使いください。