サ~ソ
〇サフラン Safran
和名:番紅花 科:アヤメ科
特徴:香辛料には雌しべが使われ、水分に溶けると黄色になる。サフランライスなど香りや色付けとしてもよく使われる。高価な香辛料。
効果効能:婦人科系の不調には生薬として「番紅花」の名前で用いられる。痛みにも作用する。
〇シーバックソーン Sanddorn
和名:スナジグミ 科:グミ科
特徴: 果実はビタミンやミネラルを豊富に含み、抗酸化作用が非常に高い。果実と種子で量は異なるが、皮膚にも非常に良い。
効果効能:ビタミン、ミネラルが多いことから、貧血などに飲むのがおすすめ。果実に含まれる不飽和脂肪酸は美容効果が期待される。
〇シナモン Zimt
和名:ニッケイ 科:クスノキ科
特徴:古代エジプトではミイラの防腐剤に使われていたという歴史がある。とても古いスパイスで、シルクロードを通って中国に入ってきたと言われている。
効果効能:漢方では桂皮と呼ばれ、血行を良くする作用があるとして使われている。冷え症や胃腸の疲れにおすすめ。
〇ジュニパーベリー Wacholderbeeren
和名:セイヨウネズ 科:ヒノキ科
特徴:ジュニパーベリーは針葉樹にできる実で、青~黒っぽい色をしている。お酒のジンの成分で、少し苦みのある香りがする。
効果効能:ジュニパーベリーは利尿や、解毒作用が有名で、むくみなどに使われる機会が多い。
お茶にするときは潰して使う。フェンネルと混ぜるとデトックス効果があがる。
〇ショコミント Schokominze
和名:ハッカ 科:シソ科
特徴:ヨーロッパに分布しているミントの1種。葉や茎が黒っぽく、またミントやチョコレートを混ぜたような香りがすることからショコミント(チョコミント)と呼ばれている。
効果効能:基本的にはペパーミントと同様に、胃腸の不調や風邪っぽい時に飲むと良いとされるが、どちらかというとデザートなどの飾りとして使われる。
〇ジンジャー Ingwer
和名:ショウガ 科:ショウガ科
特徴:日本や中国でも非常に良く用いられる植物。体を温める作用が強く、漢方薬にも含まれている。
効果効能:血液の循環を良くすることから、冷え性、乗り物酔い、胃腸の不調など、効果は多岐に渡る。
温める効果により、例えば皮膚の炎症等が強い時には余計に強める可能性があるのであまりお勧めできないが、風邪をひいた時などにはレモンやハチミツと混ぜて飲むと体が温まる。
〇スイートクローバー Steinklee
和名:シナガワハギ 科:マメ科
特徴:ヨーロッパ、アジアに生息する植物で、古くからメディカルハーブとして使われていた。
効果効能:シナモンでよく知られているフラボノイドやクマリンが含まれており、抗炎症や酸化を抑えてくれる。
〇スイートパプリカ Paprika edelsüß
和名:パプリカ 科:ナス科
特徴:パプリカはハンガリーが育てている植物として有名で、ハンガリー料理には欠かせない香辛料である。果肉を粉末状にしたもので、辛い物と甘めの物がある。
効果効能:パプリカパウダーにはビタミンB群は豊富に含まれているため、タンパク質や鉄分の吸収が期待できる。
〇スターアニス Sternanis
和名:ハッカク 科:マツブサ科
特徴:中国で3000年も前から使われていた香辛料で、8つの小さい角に種が入っているのが特徴。セリ科のアニスとは含まれる物質や香り似ているが異なる。
効果効能: スターアニスは粘液を促す作用があり、気管支系の風邪に良いとされている。また食欲を促し、ガスも抑えてくれる作用が期待される。
〇スペアミント Krauzeminse
和名:ミドリハッカ 科:シソ科
特徴:ペパーミントと比べるとマイルドな風味がする。
効果効能: スペアミントは、痛みを和らげてくれる作用が有名。ペパーミントと同様に風邪にも効果的。
〇セージ Salbei
和名:ヤクヨウサルビア 科:シソ科
特徴:セージは古くから魔除けや浄化のハーブとして使われてきた。肉料理などにもよく使われる。
効果効能:殺菌作用にも優れるため、お茶を冷やして口をすすいだりうがいに使ったりするのにもおすすめ。フィトエストロゲンを含んでいるため、女性の体調不良にフィトプロゲステロンを含むハーブティーと一緒にとるとよい。
少しクセがあるので、カモミール等とブレンドして飲むと良い。
〇セントジョーンズワート Johanniskraut
和名:セイヨウオトギリソウ 科:オトギリソウ科
特徴:ヨーロッパや中央アジアが原産。近年ではうつ病に対する効果が認められ、サンシャインサプリとして使われている。
効果効能:ホルモンのバランスを整えたり、脳内のセロトニンの濃度を高めてくれるため、季節性の落ち込みや悲観といった気分の上がり下がりにもおすすめ。
ただし医薬品との併用は、相互作用の問題から注意する必要がある。