ア~オ

〇アップルミント Apfelminze


和名:マルバハッカ 科:シソ科

特徴:リンゴのようなフルーティーな香りがするため、ハーブティーやサラダにフレッシュの形で使われたりする。

効果効能:ミントと同様に胃腸の働きを整える、口臭予防、抗菌作用等が期待される。

おすすめのブレンドは、ミント系。ペパーミントなど。

 

〇アニス Anis



和名:セイヨウウイキョウ 科:セリ科

特徴:エジプトやギリシャが原産の一年草。防腐・抗菌作用があることから、昔からミイラの防腐剤や歯磨き代わりに使われてきた。

効果効能:ハーブティーにして口をすすぐことで口臭予防が期待できる。消化促進作用もあるため、食後にアニスシードを食べたりお茶を飲んだりする地域もある。また、催乳作用があることから、ヨーロッパでは授乳中の妊婦に推奨されている。

ケーキやクッキーに入れたり、ハーブティーとしてはフェンネルやキャラウェイとブレンドして飲むのもおすすめ。

 

〇アマランサスの花 Amaranth Kleeblüten


和名:アマランサス/アワ 科:ヒユ科

特徴:南米で食されてきた穀物。種子が通常食され、花や葉も乾燥させてお茶などに入れることができる。葉にはビタミンがあるが、花には特に効果効能はない。着色として使われることがある。

 

〇イチゴの葉 Erdbeerblätter


和名:イチゴの葉 科:バラ科

効果効能:おなかの調子が悪い時によく使われる。タンニンやサリチル酸を豊富に含み、風邪の時にはお茶やうがいとして使われる。

 

 〇イチョウ Ginkgo


和名:イチョウ 科:イチョウ科

特徴:2億年も前から生息しており「最古の木」とも呼ばれる。

効果効能:イチョウには血液の循環を促す作用があるとされ、冷え性や脳血管型認知症に効果が期待されている。ドイツではサプリメントの形で記憶障害やアルツハイマー等の病気に実際に利用している。

クセが少なく、緑茶などとブレンドしてもおいしくいただける。

 

〇エルダーフラワー Holunderblüten

 

和名:セイヨウニワトコ 科:スイカズラ科

特徴:ヨーロッパ、北アフリカ、西アジアなどが原産で、古くから風邪やインフルエンザ対して使われてきた。庶民の薬箱とも呼ばれる。白い小さな花びらが特徴的で、風味はマスカットのように甘い。

効果効能:ヨーロッパではシロップが有名で、子供の風邪薬として良く用いられる。発汗・利尿作用に優れているため、熱を伴う体調不良等におすすめ。

リンデンなどの甘い香りのハーブとブレンドするのもおすすめ。

 

〇オールスパイス Piment


和名:三香子 科:フトモモ科

特徴:シナモン、クローブ、ナツメグの香りを併せ持つことから、三香子、もしくはオールスパイスと呼ばれる。

効果効能:血行を良くする作用と血圧を抑える作用の両方を持ち合わせる。殺菌作用にも優れている。

特徴的な香りから、クリスマスの料理にもよく使われる。

 

〇オオバコ Spitzwegerich


和名:ヘラオオバコ 科:オオバコ科

特徴:ヘラの形をしていることからヘラオオバコと呼ばれ、ヨーロッパで採れる雑草の一つ。

効果効能:粘液質が豊富なことから咽頭系に用いられることが多い。炎症も和らげてくれるので、喉の風邪におすすめ。

 

〇オレガノ Oregano

和名:ハナハッカ 科:シソ科

特徴:古代ギリシャ時代から薬用に使われていたハーブで、ワイルドマジョラムとも呼ばれる。イタリア料理には欠かせないスパイスとしても有名。

効果効能: お茶としては咳や胃腸の調子が悪い時に症状を和らげてくれる。精油は咽頭通の場合に綿棒につけて喉に直接つける方法が効果的。

お茶としてはシングルで飲まれることは少なく、ミントやレモンバームとブレンドすると飲みやすい。スパイスはピザやサラダなどにおすすめ。

 

 〇オレンジピール Orangenschalen

和名:ダイダイ 科:ミカン科

特徴:オレンジピールは、多くの場合ビターオレンジの皮が使われている。

効果効能:消化器系に良いとされていて、食欲不振などに効果が期待される。

レモングラスなどブレンドすると飲みやすい。