自然界が生み出す最高のスキンケア…シーバックソーン
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🌿植物が生み出す豊かな生活・・・フィトテラピー
オーストリアで買い物をしていると、ジャムや飲み物、ケア商品のベースとして見かけることがとても多いシーバックソーン。日本語ではスナジグミという名前で知られ、酸味のあるオレンジ色の実が特徴的です。
ビタミンCの豊富なシーバックソーンは風邪予防や疲れを癒したりするのにとても適した果実ですが、スキンケアとしては一体どのような素晴らしい特性があるのでしょうか。シーバックソーンという果実について、そして植物が生み出す肌への優れた効果をご紹介します。
シーバックソーンの由来
シーバックソーンはもともとネパールが発祥の果実で、そこからその他のアジアの国々、ヨーロッパ、またアメリカ大陸へと広がっていきました。シーバックソーンはグミ科の低木で、高さ3-5mまで成長します。そして最大1cmほどの密に詰まった実をたくさんつけます。
© pixabay
学名としても使われるラテン語のヒポファエラムノイデス(hippohae rhamnoides)には、「クロウメモドキのような輝く馬」という意味があり、昔馬の毛に艶を出すためにエサにシーバックソーンを入れていた、ということに由来しているそうです。
おそらく昔からシーバックソーンの実に含まれる有効成分が動物や人間にとっても良いことが分かっていたのでしょう。
様々な成分を含むシーバックソーン
シーバックソーンの果実には、ビタミンA、C、B、E、プロビタミンA、カロテノイド、フラボノイド、ミネラル成分、脂肪酸等、100種類以上の生理活性成分が含まれています。
特にシーバックソーンのきれいなオレンジ色を作り出しているカロテノイドには、活性酸素を除去する働きがあり、肌の老化やケガの治癒に役立ってくれます。この他にもビタミンCやEなどの抗酸化作用に優れた成分も豊富に含んでいることから、シーバックソーンの果実は紫外線や周りから受ける様々なストレスによって起こる肌へのダメージに対しても、非常に優れた植物だとされています。
© pixabay
また抗炎症作用や肌の乾燥を防ぐ働きに優れた脂肪酸もシーバックソーンが含む魅力的な成分です。シーバックソーンは、マカダミアナッツオイルにも含まれているパルミトレイン酸、またカカオバターやココナッツオイルに多く入っているパルミチン酸という脂肪酸を豊富に含有しています。これらは水分の蒸発を抑えることで肌にハリや艶を与え、コラーゲンの生成も促してくれます。
こんな時におすすめ
このように多種多様な有効成分がバランスをとりながら豊富に含まれていることにより、シーバックソーンは様々な場面で役立ってくれます。
・ビフォー&アフターサンケアとして
・痒みや乾燥に対するケアとして
・健康な肌を保つサポートとして
・掻き傷や切り傷の保護として
・小さなお子様や敏感肌の方のスキンケアとして
紫外線や乾燥が気になるこの季節には特におすすめです。植物にしか作り出すことのできない自然なスキンケアをぜひ一度お試しください。
🌹シーバックソーンを楽しむことができるMARiASのオーガニックケアアイテム
・ビオ サンケアオイル
MARiASの商品は全てオーガニック100%の素材を用いて作られています。
AMPP メディカルフィトテラピスト
Elisabeth.M