心身を癒す2つのカモミール

心身を癒す2つのカモミール

🌿植物が生み出す豊かな生活・・・フィトテラピー



お腹が本調子でない時、肌が少し荒れてしまった時、心身をゆっくり休めたい時、・・・。こういった様々な場面で活躍してくれるカモミールは、最もよく利用されているハーブの1つです。

「カモミール」とはいうものの、実際に私たちが口にしたりスキンケアに活用しているものには実はジャーマンカモミールとローマンカモミールの大きく分けて2種類があります。どちらも香りが良く万能ですが、含まれている成分が異なることにより使う場面にも少し違いがあります。今回はそんな2種類のカモミールの魅力に迫りつつ、使い方をご紹介したいと思います。


〇ジャーマンカモミール


©pixabay


黄色い花芯が少し盛り上がっているのが特徴的なジャーマンカモミールは、キク科に属する1年草の植物です。その学名であるMatricaria chamomilla(マトリカリア カモミラ)は、ラテン語で「子宮」を意味する言葉とギリシャ語で「大地に育つリンゴ」を表す造語に由来すると言われています。

リンゴのような甘い香りがし、女性の健康にも古くから使われてきた歴史を表す名前でもあります。

そんなジャーマンカモミールの花には、α-ビサボロール、カマズレン、マトリシン等のエッセンシャルオイルが含まれます。これらには炎症を和らげる、お腹の不調を癒す、婦人科系の症状に働きかける、リラクゼーションをもたらすなどの作用が期待されることから、ジャーマンカモミールはハーブティーとしてもエッセンシャルオイルとしても優れた植物であるということが言えます。




ジャーマンカモミールは花のみに香りがあります。ハーブティーとしても飲みやすく、蜂蜜やレモン、又はミルクを入れてもおいしくいただけます。夕方に飲むと心地よい睡眠がとれるかもしれません。ハーブティーを冷やしたものでパックをしたり、お風呂に入れるのもおすすめです。

またジャーマンカモミールのエッセンシャルオイルは、唯一青色をしていることで知られブルーカモミールとも呼ばれます。炎症を抑える働きがあるため主にスキンケアに使われます。

 

〇ローマンカモミール


©pixabay

 

ジャーマンカモミールと比べるとやや花芯が平たいのが特徴的なローマンカモミール。多年草で花びらだけでなく葉や茎の部分にも香りがあります。Chamaemelum nobile(カマエメルム ノビレ)という学名は、ギリシャ語の「大地のリンゴ」とラテン語の「高貴な」に由来しています。

成分も異なり、主にエステル類に分類される鎮静と抗炎症に非常に優れた成分を含むことから、緊張状態にある時、ストレスが多い時、疲れによるバランスの乱れ等の精神的な不調に役立ちます。

ローマンカモミールは苦みが強いため、ハーブティーとしてはジャーマンカモミールが主流です。

エッセンシャルオイルはほぼ無色で、香りがフルーティーで落ち着きが欲しい時や寝る前などにディフューザーやスプレーとして芳香浴をするのがおすすめです。またアレルギー等を癒してくれることからスキンケアにも利用されます。

 

 

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AMPP メディカルフィトテラピスト

Elisabeth.M

 

参考文献

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