ブラックベリーの葉のお茶とその魅力

ブラックベリーの葉のお茶とその魅力

🌿植物と共にある循環する暮らし・・・フィトテラピー


木々が青々と生い茂る時期になりました。野菜や果物を家庭で育てる方も多いと思いますが、自分で作った新鮮な食材が食卓に乗ると嬉しいものですよね。私も子供の頃、実家で家庭菜園をしていたのでこの季節になると少し懐かしく思い出します。中でも、丁度6月、7月に元気な姿を見せてくれるのがブラックベリー。目的は少し酸味のあるベリーを食べることでしたが、ヨーロッパでは実はブラックベリーの葉を乾燥させてハーブティーとして使う文化もよく知られています。今回はあまり耳馴染みのないブラックベリーの葉の使い方を見ていきましょう。


お腹の強い味方 ブラックベリーの葉


ブラックベリーはバラ科の植物で、5-6月頃に開花します。ブラックベリーの葉は既に紀元前から薬草として使われてきた歴史があり、中世以降には主に胃腸のトラブルに用いられてきたと言われています。特に腸の不調には、牛がお腹を下している時にブラックベリーの葉を食べて調子を整えていたという興味深い逸話も残っており、止瀉薬としての有効であることが分かります。

ハーブティーとして使う場合には、摘んだ葉を乾燥させます。この葉にはタンニンやフラボノイド、ビタミンCが豊富に含まれており、特にタンニンには収斂作用と言って、粘膜や皮膚を引き締める働きがあります。タンニンは多くのハーブティーや紅茶にも含まれていますが、これにより炎症の起きた部分を刺激から守ることができるため、ブラックベリーの葉をハーブティーとして飲むことで胃腸の炎症を抑えたり、歯肉が腫れた時にうがいとして使うことで痛みの緩和を促すことができるのです。似たハーブにラズベリーリーフがありますが、ブラックベリーの葉の方がタンニンを多く含んでいることが分かっており、下痢や粘膜の荒れには後者がおすすめです。

また、19世紀頃には中国茶の輸入が中止されたため、ヨーロッパではその代わりとしてブラックベリーの葉のお茶を利用したという歴史もあります。


ハーブティー


乾燥させたブラックリーの葉を使ったハーブティーはマイルドでハーバルな風味がします。小さじ1-1.5に対してカップ1杯(200ml)の熱湯を注ぎます。10分ほどしたらお楽しみください。お腹のトラブルがある場合には1日に3回ほどを1週間ほど続けて(良くなるまで)飲むことができます。のどの痛みや口の中の粘膜の炎症には、冷ましたブラックベリーのハーブティーでうがいをすると良いでしょう。

 

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AMPP メディカルフィトテラピスト

Elisabeth.M

参考文献

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