自分を大切にするスキンケア

自分を大切にするスキンケア

 🌿植物と共にある循環する暮らし・・・フィトテラピー 

 

肌。それはほんの数mmの厚さでありながらも、体の中で最も大きく、そして最も重さのある臓器です。私たちの体を守る役割をする肌は、表面的でありながらも非常に複雑で賢くできており、毎日計り知れないほどの仕事をしてくれています。

そんな肌を美しく保つためのスキンケアとして、近年では値段やブランドよりも自然なものをという志向が増えてきているように感じます。しかしながら溢れるスキンケア用品の中で自分に合ったもの、また体の機能を高めてくれる製品を選ぶのは困難な時もあります。そこで肌がどのような機能を持ち、その機能を高めるためにはどのようなことができるのかということを少しだけ知ると、何が大切なのか見えてくるかもしれません。

 

肌の機能



わたしたちの肌は、平均すると約2mm(体の場所によっても異なる)の厚さで、大きく分けると3つの層から成っています。

まず一番表面にあるのが表皮。この層はさらに皮脂膜を含む5つの層から成っており、いわゆるターンオーバーという1か月のサイクルの中で常に新しく生まれ変わっている部分です。そして外部からの悪影響や水分の蒸発を防ぎ、体を守る働きをしています。


その表皮のすぐ下にある層が真皮。真皮はコラーゲンが大部分を占めており、丈夫で弾力性のある層です。ここには血管やリンパ管、神経、汗腺等があり、酸素や栄養補給を行っています。

そして1番下の層が皮下組織。この層は大部分が脂肪から成っており、これにより様々な衝撃から体を守ったり、体温を保つことができます。また静脈や動脈が通り、栄養を送ったり老廃物を排泄する役割を担っています。

 

こうした層構造により、肌は乾燥や病原菌などから身を守ったり、体温調節をしたり、 熱さや冷たさを感じたりすることができているのです。

 

肌にダメージを与えるもの

 

肌の機能の中で最も大切なのがバリアする機能。本来の機能を保てていれば、肌は外敵から身を守り、体の中に物質が入り込むこともほとんどないとされています。しかしながら私たちの生活の中にはこれらの素晴らしい機能にダメージを与え、バリアをできない状態にしてしまうものがあるのです。

例えば紫外線極度の乾燥。肌には元々これらの気候的な影響にすら対応できる機能が備わっていますが、極端な状況になるとバリア機能を失い兼ねません。

それから栄養不足。肌の機能の中には栄養を届ける役割もある、ということを上記しましたが、甘いものや何かに偏った食生活をしていると、食物が持つビタミンやミネラル等の大事な栄養素が肌には届きません。年齢やホルモンの変化にも影響を受けやすい肌の調子。バランスの良い食事は肌の機能を高める大切な条件です。

睡眠不足も肌トラブル原因の1つになります。夜の睡眠中には、ただ目を閉じて休んでいるだけでなく、情報の処理や体全体の回復も活発に行われています。そのためよく眠れた日の次の日は、肌のハリが良い感じるのは不自然なことではないのです。

そして化粧品ソープ、薬品等。これは化学的な進歩が目覚ましい近代では最も大きな問題かもしれません。人工的に作られた界面活性剤、香料、乳化剤などは私たちの肌に対して強力に働きかけ、本来備わっている機能を弱めてしまうことすらあるのです。これらの化学物質がバリア機能を壊すと、肌荒れや痒みといった症状が出るだけでなく、そこにできた隙間からナノ化された成分やパラベン、シリコン、アルミニウムといった体にとって有害な物質が侵入しやすい環境を作り出してしまうのです。

こういった肌の自然な機能を保つためにできることを考えていきましょう。

 

自然素材だからできるシンプルなスキンケア


 

透明感のある艶やかな肌は、知らない成分がたくさん含まれた名前ばかりの化粧品ではなく、肌本来の機能をきちんとサポートしてくれる生活習慣の見直しシンプルなスキンケアによって生まれるのではないかと思います。

特に顔や手の肌は人に見られる部分であるため、一生懸命いろんなケア商品を使ってきれいにしようとしたくなりますが、人工的な界面活性剤や乳化剤が含まれたものを毎日塗る、洗うを頻繁に繰り返すことにより、肌は本来持つ自然な保湿機能や紫外線を防ぐ働きを徐々に失っていきます。

この大切な機能を損なわないためにまずできることが、可能な限り化学薬品の影響を受けていない自然素材のみで作られたものでシンプルにケアすることではないでしょうか。自然素材の中には肌の水分を保たせてくれるシアバター、ビタミンやミネラルをたくさん含み自然な紫外線防御機能を高めてくれるシーバックソーン、また傷の治癒に有効なアロエベラという素晴らしい素材がたくさんあります。こういった植物が持つ栄養や成分は私たちの肌の機能を高め、より良い状態へと導いてくれるのです。

自分が肌に付けるものを選ぶ時には、ぜひ一度立ち止まって体の声を聞き、 何を本当に必要としているのか考える時間を設けてみてください。肌が喜ぶ素材は、実は至って身近なところにあるのかもしれません。

 

 

AMPP メディカルフィトテラピスト

Elisabeth.M

 

参考文献

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