深い心の落ち着きをもたらす香り サンダルウッド
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🌿植物が生み出す豊かな生活・・・フィトテラピー
サンダルウッド。それはお線香やお香、扇子、また寺院などの香りとして誰もが1度は嗅いだことのある香りではないでしょうか。日本では白檀(ビャクダン)と呼ばれ、その深く上品な香りが昔から愛されています。
サンダルウッドの歴史は古く、原産国でもあるインドでは紀元前から用いられていたと言います。サンダルウッドの芯材は白アリでも破壊できないほど強く、また深い香りも魅力的であることから寺院の建物や神々の像を作るための材料として使われてきました。
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そんなサンダルウッドは10mほどの高さになる常緑樹で、近くに生える植物の根から栄養の一部を吸い取り長く生きることができると言われています。現在は絶滅危惧種として規制も設けられ、貴重なエッセンシャルオイルの1つに数えられています。今回はそのサンダルウッドの深い香りがもたらす魅力に迫りましょう。
成分と香りがもたらす癒し
サンダルウッドのエッセンシャルオイルは、樹齢30年以降の芯材から抽出されます。サンタルム アルブム(Santalum album)という学名のアルブムはラテン語の「白」を表す言葉で、サンダルウッドの芯材が白いことに由来していると言われています。
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水蒸気蒸留法で抽出されるサンダルウッドのエッセンシャルオイルは80%以上がサンタロールという成分で、これには菌の増殖を妨げる、炎症を和らげるなどの作用があるとされます。血液の流れも良くしてくれることから冷え性などにも働きかけます。
またサンダルウッドが持つ深く甘い香りには媚薬的な効果の他、鎮静やリラクゼーション効果も認められ、瞑想をする際にお香として利用されることも多くあります。
使い方
サンダルウッドは深いリラクゼーションをもたらす香りとして、芳香浴が最もおすすめです。特にベースノートと言う長時間香りが持続する重いエッセンシャルオイルであることから、一度使用すると香りを長い間楽しむことができます。
また、イランイラン、ゼラニウム、ローズ、フランキンセンス、パチュリ等のエッセンシャルオイルと相性が良く、ルームスプレーとしてブレンドすると良いでしょう。
例えば30mlの遮光瓶にエタノール、もしくはウォッカを5ml入れます。そこにお好みのエッセンシャルオイルを12滴加えます。香りの長続きするサンダルウッドなどを最初に入れると良いでしょう。軽く混ぜたら香りがうまく混ざっているか確認し、そこに精製水を25ml加えたら完成です。
日の当たらないところで保管し、時折振ってお使いください。劣化防止のため1か月を目安に使用することをおすすめします。
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AMPP メディカルフィトテラピスト
Elisabeth.M