森の香りに癒されて

森の香りに癒されて

🌿植物と共にある循環する暮らし・・・フィトテラピー 



誰でも一度は耳にしたことがある言葉「森林浴」。この言葉は1982年に林野庁が提唱したことにより世の中に広まっていきました。国土の約7割を森林が占める日本では、この言葉ができる前から森林の中を歩くことで爽やかな気持ちになったり、心と体がリラックスするといったメリットを人々は知られていたのかもしれません。今ではドイツ語でも森林浴を意味する"Waldbaden"(ヴァルトバーデン)という造語ができたり、また"Shinrin-yoku"といっても理解されるくらいよく認知される言葉となり、森を散歩する人の数も年々増えてきました。では一体なぜ森を歩くとなぜ心が落ち着き癒されるのでしょうか。

 

森の役割と私たちの健康



森はいわば植物や生物の宝庫。学生時代の理科の授業で習ったかもしれませんが、森は多くの仕事を担っています。森の植物はその葉で有害な空気を吸収し、それを根に運び微生物により分解が行われることにより浄化し、土壌を腐らないように守ります。また植物は生きている間ずっと二酸化炭素を吸収し、酸素を作り空気を豊かにしてくれます。二酸化炭素の排出は一方的に悪いと言われていますが、植物にとっては二酸化炭素の存在がとても重要であり、それを植物が光合成してくれることにより私たちは生きていかれるのです。

木々は涼しさももたらしてくれますよね。暑い日でも市内の開けたところと森林の中では6〜8度もの温度差があると言われています。葉は紫外線を反射させることで樹冠の温度を下げることができるため、木陰や木の下に行くと涼しさや少しひんやりとした感じがするのです。

季節や天気によって森は様々な香りや色どりも作り出しますよね。雨の降った後は、湿り気のある土の香り、晴れた日にはカラッとした草木の香り。春から夏には新緑が輝き、秋には葉が赤や黄色、茶色に色を変えとても美しい景色を見ることができます。森の中を歩けば葉の落ちる音だけでなく、鳥のさえずりや木がきしむ音など、五感を刺激するものがたくさんあり、これら全てが私たちの自律神経を整えたり、心と体を落ち着けてくれる働きをしています。


 

特に森の香りはとても爽やかで、私たちの健康にもいい影響を与えてくれます。樹種によって異なりますが、マツやヒノキ、スギなどの針葉樹にはα-ピネンという精油成分が多く含まれています。α-ピネン「森の香り」とも言われ、心拍数を落ち着ける、リラックスさせる、免疫を向上させる、疲れを癒す、眠りの質を改善する等の働きが期待されます。そのため森の中を散歩をしたり、深呼吸をしたり、また化学薬品を使われていない針葉樹の建材、家具、そしてエッセンシャルオイルを家庭で用いることでも心と体にポジティブな影響を与えることができるのです。


家で楽しむ森の香り

疲れが溜まった時、気持ちをリフレッシュさせたい時には自然の中に出るのが一番ですが、なかなかそのような機会がない場合には家で心地よい森の香りを楽しめる環境を作ることも出来ます。

バスソルト ヴァルトバーデン


「ヴァルトバーデン」は、お風呂で森林浴をしているような心地よい香りをブレンドしたバスソルト。トウヒ、シモフリマツ、モミの3種類のエッセンシャルオイルが深いリラクゼーションをもたらします。また岩塩には体を温める効果も期待できるため、ゆったりとした芯からの体の回復に役立ちます。毎日のバスタイムにぜひお試しください。

🌲マリアス ビオ バスソルト ヴァルトバーデンはこちらから

シモフリマツ エッセンシャルオイル


シモフリマツはヨーロッパハイマツとも呼ばれる針葉樹。オーストリアでは古くから眠りの質を良くしたり、臭いの除去に優れた香りであるされ家具やエッセンシャルオイルとして使われてきました。シモフリマツにはα-ピネンやシネオールというリラクゼーション作用やストレスの軽減に優れた働きのあるエッセンシャルオイルが含まれているため、芯から体を休めたい時に特におすすめのエッセンシャルオイルです。シモフリマツの木くずにエッセンシャルオイルを垂らして香りを楽しむのが一般的で、特に寝室に置くことで気持ちよく眠りにつくことができるでしょう。

🌲ビオ シモフリマツ エッセンシャルオイルはこちらから 

🌲ビオ シモフリマツ アロマウッドセットはこちらから

 

AMPP メディカルフィトテラピスト

Elisabeth.M (プロフィールへ

 

参考文献

 

 

ブログに戻る