
子供に優しいハーブティー
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🌿植物と共にある循環する暮らし・・・フィトテラピー
フィトテラピーの中でも親しみやすいハーブティー。日本においても少しずつ浸透し、セルフケアの1つとして取り入れている方もいらっしゃるのではないかと思います。私自身、フィトテラピーの勉強を始めてから8年になりますが、度々質問として受けるのが子供のためのハーブティーです。植物は自然素材であるとは言え、その成分にはマイルドなものから強いものまで様々です。そのため小さな子供にハーブティーを飲ませても問題ないのだろうか、ということは誰でも疑問に思うことですよね。そこで今回は小さい子供(1-6歳)も飲むことのできるシンプルなハーブティーとブレンドハーブティーをご紹介します。
〇カモミールティー
カモミールティーはハーブティーの中で最もよく飲まれるといっても過言ではない存在。特に甘い香りが子供にも親しみやすく、離乳食が始まる6か月以降から飲むことができるハーブティーの一つとしても知られています。カモミールに含まれるマトリシンという成分は胃腸の粘膜の修復に優れ、子供がお腹の調子を崩したり、張って痛がる時に有効です。またビサボロール、カマズレンという成分は炎症を抑えたり抗菌してくれる働きも持ち合わせているため、ちょっとした風邪にも使うことができます。1歳になるまでの小さい子供の場合、2倍の量で希釈したものを小さじ5を1日1回飲ませてあげると良いでしょう。それ以上の年齢の場合は50-100mlほどを小分けに飲ませてあげるのがおすすめです。カモミールティーは薬効の期待されるハーブティーなので、常飲するものとしてではなく風邪やお腹のトラブルにぜひお試しください。
※カモミールはキク科の植物であるため、キク科のアレルギーの有無を確認した上でご利用ください。
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〇ルイボスティー
南アフリカ原産の低木ルイボスは、小さい子供から大人までおいしく飲むことのできるハーブティーです。温かいお茶として飲むだけでなく、その明るい茶葉の色からお菓子や髪の毛のカラーリングにも使われる多彩な面も持っています。ルイボスティーは抗酸化作用に非常に優れ、マグネシウム、ナトリウム、カルシウムなどのミネラルを含んでいることから、水分補給としても利用することができます。そしてカフェインが入っておらず、渋みもほとんど感じないため、離乳食が始まる頃から赤ちゃんの飲み物にも推奨されています。またアレルギー症状を和らげてくれるハーブティーの1つとして花粉症の季節にも適しています。半年〜1歳くらいの小さな子供の場合は50mlほどを一日1杯ほど、またそれ以上の年齢の子供の場合はそれ以外の飲み物と同じように水分補給として飲むことができます。
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〇フルーツティー
果物を乾燥させたフルーツティーは、少し酸味のあるお茶です。 カフェインを含まず、離乳食が始まる頃から小さな子供に飲ませてあげることのできるものの一つで、ビタミンやミネラルを多く含みます。香りがよく飲みやすいのも特徴ですが、ハイビスカスやローズヒップは少し酸味が強いため、同じ量の水を足して希釈したり、リンゴやストロベリー、オレンジと言ったマイルドなフルーツが入っているものも子供にはおすすめです。風邪を引きやすい季節や水分を失いやすい暑い日には、フルーツティーで温めてあげたり水分補給をさせてあげるのも良いでしょう。
🌿小さい子供におすすめのフルーツティー
〇オレンジフルーツティー
〇ローズヒップ・ハイビスカスティー
〇子供のためのハーブティー選びで大切にしたいこと
ハーブティーは上手に使うことでとてもいい効果を発揮してくれますが、繊細な子供にとっては強いこともあります。ぜひ以下のことに注意を向けながら楽しくハーブティー選びをしてみてください。
〇カフェインを含んでいないものを選ぶ
〇人工的なアロマや甘味料が入ってないオーガニックの製品を選ぶ
〇砂糖や甘味を付けるとそれに慣れてしまうため、できるだけオリジナルのまま飲ませてあげる
〇ペパーミントのような強い精油を含むハーブティーは避ける
〇子供のためのブレンドハーブティー
日本ではまだあまり見慣れないかもしれませんが、ヨーロッパでは子供のためのハーブティーを簡単に手に入れることができ、ジュースの代わりに飲めるお茶として家庭にストックしているお母さんもいます。特にソネントアの子供のためのハーブティーブレンドは、小さい子供にぴったりなオーガニックハーブが丁度よいバランスでブレンドされており、子供から大人までおいしくいただくことができます。ティーバックになっていて、忙しい時にも簡単に準備ができます。ご興味のある方はぜひお試しください。
AMPP メディカルフィトテラピスト
Elisabeth.M (プロフィールへ)