小さな子供のスキンケア

小さな子供のスキンケア

🌿植物と共にある循環する暮らし・・・フィトテラピー 


9月も後半になり、気候がまた大きく変わる時期を迎えようとしています。そういった変化を私たちの体は顕著に感じ取るものですが、中でも皮膚は繊細で、空気の乾燥や冷えの影響を受けやすくなりますね。しかし、更に周りの環境の影響をより強く受けるのが、小さい子供や赤ちゃんの皮膚。子供が身に付けるものには、より気を使っている方が多いと思いますが、なぜ大人の肌よりも丁寧にケアをする必要があるのか、またどのような素材が適しているのか、ということについて考えていきましょう。


繊細な子供の皮膚


生まれたばかりの赤ちゃんや小さな子供の皮膚は、大人の皮膚と比べて著しく薄く(新生児は大人の約半分の厚さ)、それぞれの層自体も安定していません。特に皮膚の最も外側にある角質層や表面を覆う自然な保護膜は弱く、有害物質や病原菌といった外からの影響に対する抵抗力が低いと言われています。こういった健康において負担になるものが皮膚を通して体に吸収されると、体の小さな子供たちの場合、大人よりもダメージが大きくなってしまいます。

また、皮膚には皮脂を分泌する皮脂腺というものが備わっており、これによって水分の蒸発が防がれ潤いを保っています。しかしまだ未熟な皮膚の場合、皮脂腺が活性していないため、水分が蒸発しやすく乾燥したり傷ができやすい、というのが特徴です。こういったことから、紫外線や乾燥、そして様々な外的要因からのダメージを受けやすくなってしまうのです。


赤ちゃんや子供のスキンケア


Photo: mammamia-bio    

滑らかできめ細かな赤ちゃんや小さい子供をスキンケアするためのポイントは、「素材」と「やりすぎない」ことです。

人間の皮膚は、年齢に関係なく触れたり塗布するものを吸収する、という特性を持っています。そういう意味では、使うケアアイテムに目を向けることは自分のスキンケアにおいても大事なことになります。特に人工的な香料や保存料、着色料、鉱物油に加え、シリコンやパラベンが使われておらず、成分がオーガニックである、というのがベスト。特に上質なシアバターやホホバオイル、ココナッツオイルといった植物性油脂がベースになったクリームやベビーオイルなどは、皮膚の水分を保護することと同時に、掻き傷やおむつかぶれなどの炎症に働きかけます。また精油を抽出する時の副産物としてできる芳香蒸留水も、心地よい香りと植物が持つマイルドな作用で心と皮膚を落ち着けます。

特に乾燥する季節や太陽のもとに出た時には保湿をしてあげることは大切ですが、シンプルに、そしてやりすぎないようにすることで体本来の機能が整ってきます。皮膚には自然な浄化作用もありますので、あまりお風呂にたくさん入れてごしごし洗わないことで、余分な保湿を避けることができます。また逆に塗り過ぎてしまうと、洗う機会が増えたり、保湿機能が衰えてしまうため、悪循環にならない塩梅で大事にケアをしてあげてください。


👶赤ちゃんから家族全体で使えるスキンケア

ビオ ベビーオイル

ビオ ベビーミルク ヴィーガン

ビオ サンケアオイル

 

 

AMPP メディカルフィトテラピスト

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参考文献

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