リンゴで作るスパイシーなデザート

リンゴで作るスパイシーなデザート

🌿植物と共にある循環する暮らし・・・フィトテラピー 



早いもので今年ももう2月に入りました。外はだいぶ寒く、暖かい家の中でついヌクヌクしたくなってしまいます・・・。私はウィーンに住み始めて12年以上が経ちますが、近年は比較的暖かい冬が続いており、幸い首都としては雪が少ない方だと思っています。私が小さかった頃は雪が積もったほどなんですけれどね。

さて、話は少し変わりますが、今年からハーブやスパイスを使ったレシピを「フィトテラピーの手帳から」に組み込んでお送りすることになりました。ハーブティーもスパイスも昔から人々の生活をその独特な働きにより、より良いものにしてきた素晴らしい存在。ソネントアが生まれたオーストリアの食文化と共に、ブログの中でもおいしいレシピをご紹介していきたいと思っています。

今回は季節の果物「りんご」を使った温かくスパイシーなデザートです。



りんごは栄養価の高い果物としてよく知られており、りんご1個で医者いらず、というイギリスの諺もあるくらいです。これはオーストリアでも昔からよく言われていたことなので、りんごをかじりながら歩いている人や、職場にりんごを持ってきて水で洗って丸ごと食べる人も少なくありません。オーストリアに来た当時は私もびっくりしましたが、これは意外と普通のことだったようです。

近年は品種改良によって甘いだけで栄養価を失ってしまったり、農薬の散布などもあり、昔のように丸ごと果物や野菜を食べることに抵抗のある人が多くなっています。オーストリアでは一応スーパーマーケットでもオーガニックの青果品が多く手に入るため、私も買い物の際には気を付けながら品物を手に取るようにしています。

りんごは丸ごと食べてもおいしい果物ですが、オーストリアでは取れたりんごを長持ちさせるためにスパイスと一緒に煮たり、ムースにしたりして食べることがよくあります。私の家でも昔からよくデザートのようにムースを食べていたので、たまに懐かしくなってりんごを買ってきて自分でムースを作っています。今回は特に体を温めるスパイス(シナモン、ジンジャー、クローブ等)がブレンドされたソネントアのチャイのためのスパイスを使ってりんごのムースを作ってみました。シナモンとクローブが特にクリスマスのような深い甘味のある味わいを出してくれてとてもおいしかったです。冬に合った温かいバージョンでのレシピを書いてみましたので、ぜひご覧ください。

 

〜材料 3-4人分~

・りんご:1kg(種や芯を除く)
SONNENTOR チャイのためのスパイス:小さじ2
・水:100ml
・クローブやシナモン、バニラ(スパイスの風味をより味わいたい場合にはおすすめ)
・生クリーム(お好み)

〜作り方~

1.りんごは皮をむき、種と芯を取り除きます。一口大に切ります。

2.鍋を中火にし、切ったりんごを入れます。

3.少し火が通ってきたら、SONNENTORのチャイのためのスパイスを入れ混ぜます。


4.上記のように強めのスパイスの風味がお好みの方は、クローブやシナモンスティックを中に入れるとより味のハーモニーが広がります。

5.水を加え、焦げないように混ぜながら20分弱火で煮込みます。

6.スパイスを追加で入れた場合には取り除き、ブレンダーで攪拌します。



7.その間にお好みで生クリームを泡立てたりバニラアイスを準備し、りんごのムースが温かい内にお皿に乗せて召し上がってください。



AMPP メディカルフィトテラピスト

Elisabeth.M (プロフィールへ

 

参考文献

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