様々な場面で役立つハーブたち
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🌿植物と共にある循環する暮らし・・・フィトテラピー
2025年という新しい年を迎えましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨年に引き続き『フィトテラピーの手帳から』では、植物を通じて生活により多くの自然を取り入れ、健やかな暮らしを担う柱の1つとして役立てていただけるよう情報を発信していきたいと思っています。そんな年明け最初のテーマは「様々な場面で役立つハーブたち」。フィトテラピーに含まれるハーブティーとエッセンシャルオイルは、飲んだり香りを楽しんだりする目的で使われることが多いですが、それだけでなく普段の生活の中で困った時や質を上げる目的でも使うことができるのです。今回はハーブといくつかの場面を例に挙げながら、簡単な使い方をご紹介したいと思います。
〇ラベンダーの香り袋
皆さんは買ったけれども、飲み切れずにハーブティーの使用期限が過ぎてしまったという経験はありませんか?私の場合も特定のハーブティーがいつも残ってしまい、もったいないなと思うことがあります。その1つがラベンダーです。香りが良く心も落ち着けてくれるため、他のハーブティーとブレンドしたりクッキーの飾りつけなどに使うことはあるのですが、シングルで飲むことはほとんどなく使いきれないことがよくあるのです。そこでラベンダーティーの使い方をいくつか見ていきましょう。
小さなひも付きの布袋があればその中にラベンダーティーを詰め込みます。袋がない場合には使わなくなった靴下や布切れを少し縫い変えて使っても良いと思います。綿の布地からはラベンダーのとても良い香りがします。ベッドの枕元に置くと寝る前にリラックスができ、入眠が良くなるかもしれません。また車の消臭としてぜひラベンダーの香り袋を使ってみてください。化学的な消臭剤を使うと頭痛やめまいの原因になることがありますが、天然のラベンダーは臭いを吸収するだけでなく、心地よいフローラルな香りを発してくれます。少し香りが弱くなってきたら袋を揉み、更にラベンダーのエッセンシャルオイルを垂らすと長持ちします。ラベンダーは洋服タンスの虫よけとしても古くから使われており、香り袋をいくつか作って、洋服の間に入れるのもおすすめです。
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〇ティーバッグでシューキーパー
ティーバッグはカップ一杯分だけ飲みたい時や出先でお気に入りのハーブティーを楽しみたい時にとても便利ですよね。しかしこのティーバッグにもお茶としての飲む以外に役立つ使い方があるのです。それが靴の臭い消し(シューキーパー)。
ハーブに含まれるタンニンには臭いを吸収したり減らしたりする効果があります。靴に入れるティーバッグは臭いの吸収のために未使用のもの、もしくは使った後完全に乾いたものが最適です。私も実際に雨で濡れた後に乾かなかった靴の中に未使用のティーバッグを入れましたが、一晩で臭いを感じなくなりました。片足ずつ2袋ほど入れると効果的です。
靴の臭いは細菌などによって消えにくいことがありますが、そういう場合にはティートリーのエッセンシャルオイルがおすすめです。靴の中に直接ティートリーオイルを1-2滴垂らしてみてください。臭いの元となる細菌が消えると臭いも自然に改善してきます。
冬場はブーツを履いて蒸れやすかったり、雪の水分で靴が湿りやすくなることがあるので、早速お試しください。
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AMPP メディカルフィトテラピスト
Elisabeth.M (プロフィールへ)