冬をホットに ジンジャー

冬をホットに ジンジャー

🌿植物と共にある循環する暮らし・・・フィトテラピー 

 

11月も後半。朝晩だけでなく日中も気温が上がらず、家の中で温かいものを飲みながらほっこりしたくなりますよね。

そんな時にはホットコーヒーや紅茶も良いですが、少しピリッとスパイシーなジンジャーを使ったハーブティーが特におすすめです。漢方の原材料としても利用される機会の多いジンジャーは、中でも体を中から温めてくれる働きでよく知られていますが、今回はそんなジンジャーの特徴と魅力を見ていきましょう。

 

黄金色の根「ジンジャー」

 

 

ジンジャー、又はショウガは中国やインドをはじめとするアジア原産の植物。根から葉まで合わせると約1.5mになり、主に暖かく湿った地域に育ちます。アジアの国々では紀元前から既に食べ物の保存料やスパイスとして、また薬草の1つとしても使われていたと言われています。特に香辛料は交易手段の1つとして用いられることがありましたが、中国ではジンジャーも例外ではなく、「黄金色の根」として高価な値段で取引がされていました。

ヨーロッパへジンジャーが伝わったのは紀元後のことになりますが、アレクサンダー大王がアジアやアフリカの遠征から戻る際にもたらしたと言われ、それからはローマやギリシャでも食事の味付けや病気の治療等に用いられました。

ジンジャーは生でも乾燥させても、また漬物としてもハーブティーとしても使えるため、その用途は現在でも健康維持からお菓子の味付けに至るまで実に様々です。

 

巡りを良くしてくれる理由


 


ジンジャーは冷えの解消、風邪予防、胃腸の働きの促進、痛みの緩和に役立つことで知られていますが、特に寒い季節や風邪っぽい時に体を温めるために飲むことが多いでしょう。ヨーロッパでもジンジャーブレッドやジンジャーレモンといった形で、冬になると使う機会も増えます。

ジンジャーにはビタミンやミネラルの他、精油、クルクミン、ジンゲロール、ショウガオール等が含まれています。

ジンジャー特有の辛味を発するものにジンゲロールがありますが、生のジンジャーに含まれるこのジンゲロールは乾燥させたり加熱するとショウガオールへと変化します。

ジンゲロールは発汗作用や血の巡りを良くする作用に優れ、体の末端を温めたり消化を促したりしてくれます。また殺菌作用や抗酸化作用にも優れていることから、風邪予防や引き始めにも役立ちます。

加熱や乾燥により変化してできたショウガオールは、更に血の流れを良くして体の中から温めてくれる作用に長けているため、ショウガパウダーを料理や飲み物に入れたり、ドライハーブとして利用するといいでしょう。

 

ジンジャーは特に温め作用に優れていますが、ハーブティーではペパーミントやタイム、オレンジピール等、またスパイスではシナモンやカルダモン、クローブ、クルクマ等と相性がよく、相乗効果も期待できます。ぜひこの冬にぴったりなジンジャーを使ったハーブティー&スパイスをお楽しみください!

 

 

🌿ジンジャーを楽しむことができるSONNENTORのアイテム

ジンジャーエネルギーティー 

ジンジャーレモンティー

ゴールデンクルクマティー

クルクマラテ バニラ

チャイのためのスパイス

アラジンのコーヒースパイスミックス

 

 

AMPP メディカルフィトテラピスト

Elisabeth.M

 

参考文献

 

 

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