夏を楽しむハーブティー

夏を楽しむハーブティー

🌿植物と共にある循環する暮らし・・・フィトテラピー 


もうすぐ梅雨明けと言われていますが、今年は晴れるも日多く蒸し暑さが体に響きます。クーラーや扇風機を活用したり、アイシングをしながら暑さをしのいでいる方も多いことと思いますが、水分補給は最も大事!水だけだと飲みにくい場合には、そこにミネラルを多く含む海塩や岩塩を少し入れてみたり、またクエン酸を含むレモン汁、甘味のあるハチミツを加えることで失われたエネルギーを取り戻すことができるかもしれません。更におすすめなのがハーブティーです。ハーブティーに含まれる成分には、体の酸化を抑えたり、疲れを癒したり、また香りがよくスッキリとさせてくれるものもあります。これからご紹介するハーブを上手にブレンドして、暑い夏を乗り切りましょう。

 

クール系

クールと言えばスーッとした風味が人気のミントが思い浮かびます。暑い夏に飲みたくなりますよね。ミントの原種には約30種類があるとされ、交配種を入れると500種を超えるとも言われています。ミント系のハーブは特に「清涼感」というイメージがありますが、中でも冷やす効果に優れたペパーミントと少しマイルドでフルーティーなアップルミントは冷やして飲むととても爽やかな気分にさせてくれます。

ペパーミント




ペパーミントは胃の不調や頭痛と言った不快な症状によく使われるミント。ブログでも度々万能ハーブとしてご紹介してきました。葉を口に含むとスーッとしてひんやりする感覚になりますが、これはメントールというペパーミントの葉に含まれる精油によるものです。ペパーミントはフレッシュでもドライでもおいしくいただけますが、フレッシュの場合には水分が多く含まれることから葉の量を多く必要とするため、ドライハーブの方が効率よいというメリットがあります。水出しする場合には、ペパーミントティーをティーバッグに入れ冷蔵庫で5-6時間抽出します。もしくは熱湯で出した後、ティーバッグを取り出して冷やし、冷蔵庫で保存してお楽しみください。

アップルミント



ペパーミントと比べると葉が丸く、マルバハッカという和名があります。葉を少しこすってみると、ほんのりリンゴの香りがするアップルミントは、ペパーミントに含まれるメントールをほとんど含んでいないため、とてもマイルドな風味がします。そのためミント系の強い香りが苦手な方にはアップルミントティーがお勧めです。ハーブティーの出し方はペパーミントと同様です。甘いのがお好きな方は、ハチミツを入れるのがおすすめです。

 

サワー系 

ハーブティーの風味にはクールやビター、ハーバルなど種類がありますが、暑い季節にはクエン酸を含む酸っぱさのあるハイビスカスやローズヒップ等が体の疲れをとってくれます。

ハイビスカス 




ハイビスカスティー
に使われる植物は、ローゼルと言われるアオイ科(マロウ等と同じ)のハーブで、観賞用のハイビスカスとは区別されます。ハーブティーにするときには、花ではなくガクの部分を乾燥させて使います。特徴は美しいルビーのような赤色。そしてクエン酸を豊富に含むことから酸味のある味わいが口に広がります。クエン酸にはミネラルの吸収を促したり、疲労を癒してくれる働きがあるため、暑さによる疲れが気になる夏にはおすすめのハーブティーです。同じように酸味のあるローズヒップティーやリンゴ、ベリー等のフルーツティーとブレンドして冷やしておくとよりおいしくいただけます。ハチミツを入れると夏バテの予防にもなります。

ローズヒップ



ローズヒップは名前にあるようにバラの果実で、約150の野生のバラにローズヒップができると言われています。中でもイヌバラはよく知られており、狂犬病に対して有効であるとしてこの名前が付けられました。ローズヒップティーは果実の皮を乾燥させることで作られますが、ビタミンCがとても豊富でレモンの約20倍とも言われています。またビタミンEも多く含まれていることから抗酸化作用に優れ、夏の日焼けや風邪の予防などにおすすめです。

 

この他にもレモングラスやレモンバーム等、冷やして楽しめるものが数多くあります。ぜひ自分だけのサマーハーブティーを探してみてください🌿

🌿その他の夏を楽しめるSONNENTORのハーブティー

レモングラスティー

レモンバームティー

リフレッシュティー

ローズヒップ・ハイビスカスティー

サンドロンフルーツティー

 

 

AMPP メディカルフィトテラピスト

Elisabeth.M

 

参考文献

 

ブログに戻る