肌の再生を促す大地の恵み　クレイ

皆さんはクレイという言葉を聞いたことがありますか？

自然界には私たちの健康をサポートしてくれるものや促してくれるものが数多くありますが、その中に最も古い自然療法の1つとされるクレイ（clay）があります。クレイは何百万年も前の氷河期に様々な風化の影響を受けながら形成されたいわゆる「粘土鉱物」を指します。「イライト」や「カオリン」という名前でも定着しており、ヘアケアやスキンケアにもよく用いられていますが、一体クレイにはどのような特徴と効果があるのでしょうか。その魅力に迫っていきましょう。

クレイの歴史と効果

地球が長い時間をかけて作り出した「クレイ」は、紀元前から様々な場面で使われてきました。粘土板として、建材として、食器として、美容または療養目的で。最初の泥パックは何と4000年前！古代エジプトを始め、ギリシャやローマでもそれを採用するようになり、次第に世界中に広がっていきました。その当時は金よりも高価で取引されていたとも言われています。

 

例えばクレイを使ってパックをしたり髪を洗ったりすることでイオン交換が活発に行われると、体に溜まったいらない物が除去され、また代謝や血流も良くなることから、肌がきれいになったり、むくみが解消されたりしていきます。また、クレイには殺菌作用があるということから、傷の治癒や炎症を抑えることも期待されます。

このイオン交換、吸着、吸収こそがクレイの最大の魅力であり、電荷バランスを整えることで自然な肌の再生を促してくれるのです。

 

クレイの種類

クレイは産地や含む鉱物、製造過程により種類が異なりますが、よく使われるクレイとしてはイライト、カオリン、モンモリオナイトなどが挙げられます。

イライトはイリノイ州で発掘されたクレイで、採掘される地層の部分によって含むミネラルや色が異なります。イエロー、レッド、グリーンがあり、中でもグリーンイライトは特に吸収に優れていて、体内の不要なものや毒素を出したい時におすすめです。ヨーロッパでは主にこのクレイが使われています。普通肌、混合肌、オイリー肌に特に適しています。

カオリンは、ホワイトカオリンとも呼ばれ、白いクレイです。中国で発掘されたカオリンは、細かく繊細な肌触りです。皮膚の再生に優れ、化粧品などによく含まれています。特に乾燥肌、敏感肌に適しています。

モンモリオナイトはスメクタイトやベントナイトと呼ばれることもあり、フランスで発掘されたクレイです。ミネラル分を多く含み、元気のない肌や乾燥が強い時におすすめです。特に乾燥肌や老化肌に適しています。

パックの作り方

それぞれのクレイにより水の吸収率は異なりますが、今回はヨーロッパでよく使われているグリーンイライト50gで作ってみたいと思います。まずガラスのボウルに水（精製水がベスト）30ccを入れ、そこにクレイを振りかけながら入れていきます。そのまま10分ほど置いておき、その後混ぜすぎないように水とクレイを木べらでなじませたら完成です。

このようにパックしたい部分に塗ってください。完全に乾いてしまうとイオン交換により吸収されたものが再び戻る作用が起こりかねないので、半乾きの状態でクレイを木べらで取り除き、その後洗い流して保湿をしてください。

余分な皮脂や汚れを落とし、肌の生まれ変わりを促進してくれるという特徴を持つクレイは、まさにスキンケア・ヘアケアに最適な自然素材と言えるでしょう。更にハーブウォーターやエキスといった純粋な植物とブレンドすることで、同時に肌に水分を与え柔らかさを保つことができます。その両方を実現したMARiASのケアアイテムでバスタイムをお楽しみください。 

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・ビオ オリーブソープ（ボディ&ハンドケア）

・ビオ ローズソープ（ボディ&ハンドケア）

・ビオ ラベンダーソープ（ボディ&ハンドケア）

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・ビオ シャワージェル オリーブ（ヘア&ボディケア）

・ビオ シャワージェル ローズ（ヘア&ボディケア）

・ビオ ヘアパック インテンシブリペア（ヘアケア) 

AMPP メディカルフィトテラピスト
クレイソムリエ®

Elisabeth.M

参考文献