スキンケアの強い味方 カレンデュラ

スキンケアの強い味方 カレンデュラ

太陽のように輝くオレンジ色が特徴的なカレンデュラ。同じキク科のマリーゴールドと混同されることが多いですが、カレンデュラはキンセンカ(和名)、もしくはポットマリーゴールドと呼ばれ、区別されています。

カレンデュラはヨーロッパではスキンケアやベビーケア商品に使われることが多く、傷の治癒を促してくれる働きのある植物としても知られています。今回はそんなカレンデュラの花に含まれる癒しのパワーにフォーカスしてみたいと思います。


カレンデュラとは

カレンデュラという言葉を聞くと、似た言葉が思い浮かびませんか?そう、カレンダーです。カレンデュラはカレンダーと同じ「月の初めの日」を表すラテン語のCalendaeという言葉に由来しています。カレンデュラの花は日の出と共に開き、日没と共に閉じるということから「小さなカレンダー」を意味するカレンデュラという名前が付けられたそうです。


 

カレンデュラは地中海原産の植物と言われており、昔から様々な場面で用いられてきました。チーズやバターの着色料として、料理の飾りつけとして、それから薬用として。特に皮膚や粘膜の炎症や傷を鎮める効果は、12世紀頃にドイツの修道女であったヒルデガルト・フォン・ビンゲンが著書に書き残したことでも有名です。

カレンデュラには内服と外用の2つの方法がありますが、苦み成分が強くお茶としてはブレンドの一部として、または飾りとして使われることが多いです。粘膜を健康に保つ作用にも優れているため、消化器系の不調にはお茶としてカモミールやペパーミントとブレンドするとおいしくいただけます。




カレンデュラの花には肌を強めてくれる働きをするカロチノイドの他、抗菌作用に優れたエッセンシャルオイルもたくさん含まれています。外用としては煮出したお茶を冷まし、直接皮膚に塗布するほか、浸出油やチンキ、またクリームとしての使い方も好まれます。

 

カレンデュラのチンキ 

怪我をした時や口腔・消化器系のケアとして便利なカレンデュラのチンキは簡単に作ることができます。




〇必要なもの
・ドライカレンデュラ(ハーブティー)50g
・ウォッカ
・蓋の閉まる瓶
・遮光瓶

〇作り方
1.ドライカレンデュラを細かくし、熱湯消毒した瓶に入れます。
2.そこに花びらが浸るくらいのウォッカを注ぎ入れます。
3.日の当たらない場所に2-3週間置いておきます。全体に混ざるように、2日に1度ほど瓶を振ってください。
4.3週間ほど経ったらコーヒーフィルタで濾し、熱湯消毒した遮光瓶に移し替えます。

作ったチンキは冷蔵庫で保管し、1年以内に使い切ってください。

〇使い方

口内炎、喉のイガイガ:100mlの水に5滴カレンデュラのチンキを入れ、うがいをします。1日2回繰り返すと良いでしょう。

胃がすっきりしない:200mlの水、またはお茶に5滴カレンデュラのチンキを入れて食間に飲みます。

スキンケア:ニキビや傷などには直接1,2滴塗布します。日焼けにはアロエベラジェルに1滴、フェイスケアにはスキンローションに1滴カレンデュラのチンキを混ぜて使うと良いでしょう。


マッサージや傷に塗布できるカレンデュラオイルの作り方はコチラからご覧ください。 


〇キク科のアレルギーのある方はご使用をお控えください。



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SONNENTORとMARiASの商品は全てオーガニック100%の素材を用いて作られています。 


AMPP メディカルフィトテラピスト
Elisabeth.M

 

参考文献

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