色と香りの癒し
🌿植物と共にある循環する暮らし・・・フィトテラピー
青い空に白い雲。そしてオレンジ色の太陽。今の季節では、森に行くと夏の緑色から茶色や赤に紅葉した木々が目に入ってきます。

少し外に出るだけでも様々な自然が作り出す色がありますが、皆さんはどんな色が好きですか?
私は緑や青と言ったやや暗めの色、時には黒や白と言ったモノクロを好むため、ある時知人に「もう少し明るい服を着た方がいいよ。」と言われたことがあります。その時には、これは自分の好みの色なんだ、とだけ思っていましたが、後にマリアスのアロマフィールザカラーと出会った際に、色は私たちの心身にポジティブにもネガティブにも働きかけるということを知り、それ以来身に着けるものの色に気を遣うようになりました。
そして最近ヨーロッパで耳にするようになったのが「クロモセラピー」、いわゆるカラーセラピーです。これは色の波長を使い、病気の予防や治療に役立てるセラピーで、特に心療内科において睡眠問題に対して用いられたり、理学療法では痛みの治療に実際に利用されています。医療の世界ではまだ新しい分野ということですが、実生活でも少し色の性質を知ると、よりその時の気持ちや心身のバランスをとりやすくなるのかもしれません。今回はちょっとしたカラーの特徴と、それにあった香りのをご紹介したいと思います。
色の波長

色はその波長によって決まりますが、私たちの目に見えるものを「可視光線」と呼びます。これは、紫、藍、青、緑、黄、橙、赤の7つからなり、波長は紫が最も短く、赤に向かうにつれて長くなります。そしてこれらの色は同時にそれぞれ異なるエネルギーを持つと考えられているのです。実はこれは古代からあった考え方で、エジプトでは色のついたガラスを通して日光浴をするなどの方法で、医療としても使われていました。
代表的な色のプロフィールを見てみましょう。
〇青(ブルー)
色の意味:リラクゼーション、静けさ、信頼、自由、コミュニケーションなど
エネルギーの作用:痛みを和らげる、冷やす、精神を鎮める、傷の治癒を早めるなど
適した場面:睡眠障害、落ち着かない、攻撃的など
〇黄 (イエロー)
色の意味:解放、自由、爽快、喜び、貪欲、嫉妬など
エネルギーの作用:気分を明るくする、消化を良くする、集中力を上げるなど
適した場面:恐怖、勇気がない、緊張、落胆、不快感など
〇赤(レッド)
色の意味:愛、喜び、温かさ、情熱、楽観など
エネルギーの作用:代謝を良くする、循環の促進、性的なエネルギーのサポート、女性の豊穣など
適した場面:眠気、自信のない時、脆弱、無気力、劣等感、冷えなど
〇緑(グリーン)
色の意味:成長、治癒、バランス、希望、健康、慈悲など
エネルギーの作用:体全体のリラックス、神経系を落ち着ける、免疫系の強化、筋肉の回復、創造力の向上、血圧の調整など
適した場面:睡眠障害、神経過敏、ナーバスな時、悲しい時など
色と香りのコンビネーション

カラーと同様に、心身へポジティブに役立つとされているのがアロマ。これはエッセンシャルオイルなど純粋な自然素材であることが条件になりますが、アロマセラピーとしてよく知られています。そしてカラーとアロマの効果を組み合わせて作られたのが「アロマフィールザカラー」。色それぞれのエネルギーとヨーロッパに根付くアロマテラピー、またインド伝統のアーユルヴェーダの香りの知識などがもとになっています。どのカラーにどの香りが使われているのか、少しご紹介します。
ブルー:ベルガモットミント、セージ、ユーカリ
鎮静、信頼、痛みを和らげる、頭や気持ちを爽快にする働きがあります。
イエロー:レモン、グレープフルーツ、ネロリ
気分を明るくする、スッキリとした気分にさせる、ストレス緩和、喜びをもたらす、集中力を上げるといった働きがあります。
レッド:ベチパー、アラビアンジャスミン、イランイラン
気分の向上、疲労回復、精神の強化、情熱をもたらす、性的なエネルギーの向上をもたらす働きがあります。
グリーン:プチグレン、もみ、トウヒ
全身のリラクゼーション、集中力アップ、心身のバランス調整、ストレスの緩和や神経過敏を緩和するなどの働きがあります。
日々の暮らしの中では、外的・内的要因により心身のバランスが乱れやすくなる時があります。そんな時には自分自身に問いかけ、現在の状態にポジティブなカラーや香りをぜひ選んでみてください。全10種類があるアロマフィールザカラーの中にも、癒しを与えてくれるブレンドがあるかもしれません。
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AMPP メディカルフィトテラピスト
Elisabeth.M (プロフィールへ)