自然に寄り添う生活
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2021年も終わりの月に入り、もうすぐまた新しい年を迎えようとしています。
この1-2年は、全ての人々にとってとても厳しく、これまでにないストレスを長期にわたって感じた期間でもありました。中でも目に見えない恐怖に対するストレスは、特に私たちの心身に大きな影響を与えてきました。
最終的には資本である心身の健康を保つために何ができるのか。これが私たちの大きな課題として浮かび上がってきた気もします。
私たちの体にはホメオスタシス(恒常性維持機能)という機能が元来備わっています。これは外からの様々な環境の変化に対して、体内の環境を一定に維持する機能です。
またこのホメオスタシスは、自律神経系、免疫系、内分泌系(ホルモンなど)のバランスにより成り立っています。
このバランスが保たれているからこそ、ストレスがかかっても心身の健康を維持することができます。しかし、長い間強いストレスがかかると、バランスが乱れ心身に影響が出てきます。やる気がなくなってしまったり、ホルモンの調子が乱れてしまったり、また風邪を引きやすくなるなど、様々な不調が出てくることがあります。
更に私たちの健康は、食事と運動と睡眠という3つのバランスとも大きく関係しています。ホメオスタシスが乱れ、眠れなくなったり、食事が思うように喉を通らなくなってしまったら、残りの運動もすることができません。
これらのバランスを乱してしまうと、なかなか元に戻すのが難しくなってしまいます。そうなる前に、自分の体の声を聞き、自然に沿った生活をする中で自分自身をケアする時間を作ることはできるかもしれません。
例えば朝起きたらまずカーテンを開けて太陽の光を浴びる。
20分ほど外でウォーキングをしてみる。
週に一回、おいしいものを自分で作ってみる。
暖かい湯船につかってみる。
いつもより早くベッドに行ってみる。
小さなことかもしれませんが、ずっと自然と一緒に生きてきた私たちにとっては、1日に一度新鮮な空気や太陽の光に触れ、体が幸せを感じる時間を作ってあげることはとても大切なことだと思います。体にいいことをしてあげれば、必ず応えてくれるはずです。
そんな自然に寄り添ったライフスタイルのアイディアをいろんな形でご提供できるよう、今後も店頭にて、そしてオンラインにて発信していきたいと思っています。
メディカルフィトテラピスト
Elisabeth.M