私が試したフィトテラピー クローブ編
Share
クリスマス、年始は特に美味しい物がたくさんテーブルに並び、食べたいものを食べたいだけ消費してしまう季節でもあります。
甘いものと言えば、昔から親に「甘いものを食べたら歯を磨かないと虫歯になっちゃうよ。」などと言われてきたものですが、歯や歯茎の痛みは耐え難いものがあります。
私がオーストリアに住み始めて3年目の頃、まさにそのよく分からない痛みが奥歯の方に起こり始めました。
慣れない歯医者に行くと、原因は親知らず。しかもご丁寧に4本も生えてきており、上の親知らずが下の歯茎を押して炎症を起こしている状態でした。
すぐに抜ける状態でもなく、炎症を起こしては治まるの繰り返しで、抜くまでの間はかなりこの痛みがいたずらしていました。
そんな時にインターネットで見つけたのがクローブ。
クローブはスパイスとしてよく用いられる蕾ですが、この蕾のオイルに含まれるオイゲノールという成分には痛みを抑えたり、麻痺させたりする作用があります。
そこで私はまずこのスパイス用のクローブをすり潰し、少し水で伸ばして炎症を起こした歯茎につけてみました。するとピリピリと麻痺してきて痛みを感じなくなりました。
精油を手に入れてからは、水に数滴たらし、それを綿棒で歯茎に塗布したりうがいをしたりしていました。
クローブには炎症や痛みを和らげるだけでなく、細菌や真菌とも戦ってくれる作用があるため、ゆっくりではありますが少しずつ歯茎の炎症も治まっていきました。
歯や歯が原因による歯茎の炎症は、必ず歯医者さんに行って根本的に治療をすることが必要ですが、どうしようもない時にはこういったキッチンにあるスパイスで強い痛みを和らげることができます。
また口内炎や口内の炎症にはクローブと共にティートリーを水に1滴ずつ垂らしてうがいをするのもおすすめです。
☆クローブには強い成分が含まれているため、妊婦さんや小さい子供は使用しないでください。
メディカルフィトアドバイザー
Elisabeth.M