オーストリアでの生活
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オーストリアに住み始めてかれこれ8年以上が経ちますが、これまでの生活の中で日本とは違うな、と感じてきたことの1つに、環境と健康に対する考え方があります。
オーストリアに住み始めた時に驚いたことは、オーガニックスーパーマーケットが随所にあること、それから普通のスーパーでもオーガニック栽培を意味するbioという表示のあるものがどんな食材コーナーにも必ずあることでした。
そしてオーガニックスーパーに必ずあるのが、ティームセブンジャパンでも販売しているソネントアコーナー。
ソネントアのオーガニックハーブティーやスパイスはとても人気です。
そしてスーパーマーケットでもゴミを極力減らすために、果物や野菜はプラスティックに包まれていないものが圧倒的に多く、パン屋さんではビニールではなく紙袋にパンを入れてくれます。現在はコロナの影響もあり停止していますが、普段は購入した水やジュースの瓶を買ったお店に返すことで、次の買い物から数セント引かれるなどの還元システムもあります。
また、健康に関してはハーブティーがとても大切にされています。
少し咳が出る、喉が痛い、お腹の調子が悪いといった時には、病院ではなくまず薬局("Apotheke"アポテーケ)に行きます。そこで自分の症状を言うと、多くの場合その時の症状に合ったお茶をお勧めてもらえます。
私が以前、喉の痛みがあり薬局を訪れた際には、「自然のもので喉に良い物はありますか?」と聞いたところ、プロポリスの入ったハーブスプレーを処方してもらいました。
そして昨年ハーブティー専門店を訪れた際に、「女性ホルモンのバランスに良いお茶をお願いします。」と頼んだところ、自分の症状に合ったお茶を作ってくれました。
そのお茶の中には、女性ホルモンの中でも特にプロゲステロンに似た作用(フィトプロゲステロン)のあるレディースマントル、レモンバーム、ヤロウが入っていて、3か月ほど毎日飲み続けることで少しずつ体調に変化があることが分かりました。
こういった環境の中で生活していると、自然と人工的に作られたものや添加されたものから遠のいていくことにも気が付きました。買い物をする際には何が入っているのか見たり、極力ごみの削減につながるような買い物の仕方をしたりすることで、何となくあった体調不良が改善され、気分も変わってくるのです。
目下、衛生面から難しい問題も出てきていますが、ヨーロッパの環境や健康に対する先進的な部分は、日本でも浸透していってほしいことの1つだと日々感じています。
メディカルフィトアドバイザー
Elisabeth.M