スパイスの女王 クルクマ
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「スパイスの女王」とも呼ばれるクルクマ(=ターメリック)は、近年ヨーロッパのスーパーマーケットでは見かけない日はないほど、当たり前の存在になってきました。
スパイスとして、色付けとして、また健康のためのサプリメントとしても人気の高いクルクマとは、一体どのような植物なのでしょうか?
クルクマとは?
クルクマは西アジア原産のショウガ科に属する植物で、日本ではウコンと言われています。使われる部分は根茎で、そのまま生でスープやサラダの材料として使ったり、乾燥させて粉末として利用する方法などがあります。
アジア料理、中でもカレーのスパイスとしては欠かせないクルクマですが、実は紀元前から薬用としても使われていた非常に歴史の長い植物です。
またクルクマに含まれるクルクミンはポリフェノールの一種で、特徴的なクルクマの色を作り出すことから、布地の着色料としても利用されています。
また、クルクマにはポリフェノールだけでなく、鉄分、マンガン、ビタミンB6、カリウム、食物繊維など様々なビタミンやミネラルが含まれています。
このような成分により古くから薬用として使われてきたクルクマですが、期待される効果は、消化の促進、炎症を和らげてくれる、肝機能を助けてくれる、 殺菌作用に優れている、等いろいろと挙げられます。
オーストリアではこのようにサプリメントとして購入することもできますが、上記のような体への作用を期待する場合には、サプリメントなどの濃縮されたものを摂取するのがおすすめです。
少しピリッとした口当たりのクルクマは、お茶やラテの形でも人気です。クルクマティーはオーストリアでも特にSONNENTORが有名で、3種類の異なる風味を楽しむことができます。
まだまだ寒い日が続きますが、少しピリッとしたクルクマティーで体を温めてみませんか?
メディカルフィトアドバイザー
Elisabeth.M